
デジタルが生んだ現代の時間の使い方
ENGAGING TOYS森實です。
今回は、ヨーロッパの文化から学んだ時間の使い方をご紹介します。
※ENGAGING TOYS・森實とは?
株式会社ジオジャパン トイ部門のスタッフ。
スマホでゲームをしたり、SNSを見たりしていて、「もうこんな時間!?」となった方は子どもに限らず、大人でもよくあるのではないでしょうか。
スマホやポータブル機器など、いつでも気軽にデジタルゲームを楽しめるようになった半面、ゲームに夢中になりすぎ、自己管理がうまくできない人も増えました。
いつでもどこでも気軽にできる事で、デジタルゲームに熱中するあまり、いつの間にか家族で過ごす時間が少なくなってしまったご家庭もあるかもしれません。

ヨーロッパの家庭から学んだ時間の使い方
ヨーロッパ出身の家庭では、積極的に家族と過ごす時間を作っています。
ある日、ドイツとフランスから来た友人宅のホームパーティーに誘われました。一緒にランチを食べて、おしゃべりして過ごすような、あまり堅苦しくない集まりです。
ヨーロッパでは、気軽に親戚が集まったり、友人家族が遊びに来たりすることが頻繁にあります。日本では、記念日やイベントが無いと、なかなか集まることが無いですよね。
ヨーロッパのホームパーティーでは、小さな子どもからおじいちゃんおばあちゃんも集まり、食事や会話を楽しむ中で、ボードゲームをして、楽しい時間を共有します。
ボードゲームの種類も数多くあり、スーパーでもボードゲームのコーナーが広く設けられており、日常生活にボードゲームが浸透しています。 (友人の実家にはボードゲーム専用の倉庫まであります!)
思い返せば、私も子どもの頃は、よく家族ですごろくをしたり、人生ゲームで遊んだり、家族と過ごす時間が今よりもあったと感じます。
ですが、デジタルゲームが流行り、親子で遊ぶよりも友達と遊ぶことが多くなり、いつしか家族団らんの時間も減ってしまいました。
子ども同士で成長する部分もありますが、子どもが家族や親戚といった大人と関わる時間は、大人に気後れしないコミュニケーション能力や自己肯定感といった見えない形で子どもにも影響してきます。

ボードゲームで生まれる交流
ヨーロッパで広く愛されるボードゲームは、毎年新しいゲームが出てきています。
ゲームによっては、年齢関係なく遊べるもの、理解力が必要になるものなど、多種多様に展開しています。
日本でも、最近は、全国的にボードゲームカフェが広がり、定期的なイベントや大会が開かれることも多々あります。
ボードゲームカフェで、知らない人同士で遊んでみることに抵抗がある人もいると思います。私自身も一人でボードゲームカフェに入ってみた時は勇気がいりました。
カフェのマスターがおススメのゲームを紹介してくれたり、常連さんたちに仲間入りして、遊んだり、勇気を出してみて良かった!と感じました。(その後、カフェで遊んだゲームを家族や友達とも遊びたくなり、購入しました!)
子どもも大人も楽しめるボードゲーム
家庭によっては、子どもに合わせてゲームをしなければならず、本気でボードゲームを遊べないと思われている方もいると思います。
子どもも勝てるようなボードゲームだと、結局子供に付き合う形になってしまうとか。
日本にも数多くのボードゲームが増え、子どもも大人も楽しめるボードゲームが増えました。
例えば、サイコロの運とバランス力で遊べるTummple!(タンプル)は、ルールがシンプルで遊びやすく、子どもも大人も楽しく遊べるボードゲームです。
一見、ジェンガの様に見えますが、新感覚のバランスボードゲームです!
さらに、難易度の上がるTummpleMix(タンプルミックス)もあります。
オリジナルに比べて、ブロック種類やルールも増え、制限時間も追加されています。
遊び方は、付属のカードまたはアプリをインストールして遊ぶ2種類の方法があります。
いやいや、じっくりと遊びたいという方には、Alien&Fish(略A&F)というボードゲームもあります。A&Fは、絵柄と関連する絵柄をマッチングさせながらブロックをつみ上げ、ポイントを獲得するボードゲームです。
A&Fは、写真の様に絵柄の種類が豊富にあります!
ブロックに描かれた絵柄がかわいく、時にはシュールなものもあり、惹きこまれます。
先週末、何してたっけ?と思い浮かべた方は、ぜひボードゲームを使って家族団らんの一時を楽しんでみてはいかがでしょうか。